始まりの歌(原曲、オープニング)/BYリュートとサンダー
これからみんなの歌
始まる予定だ
ちょっと聞いてく?
「みなさん、今日もみんなの歌が始まるぜ〜」
観客盛り上がる。
「司会は歌がうまいことで有名なリュートとその弟分のサンダーでやらせてもらうぜ〜」
「兄貴、歌なんてうまかったけ?」
「何言ってんだよサンダー。俺の歌は敵が気絶するほどうまいぜ」
「兄貴、それはうまいとは言わないと思う」
場、沈黙。
「そ、それより歌行ってみようか?この番組は歌がメインなんだからさっ」
「それがいいと思うよ、兄貴」
「最初に歌ってくれるのはIRPOでお馴染みのドール〜」
「題名は“IRPOのお願い”です」
『どうぞ〜』
IRPOのお願い(原曲、激闘!)/BYドール
ここで戦いが始まろうとしている
ここでは戦っちゃダメ
そこの看板に書いてあると思うの
全く聞いてないよね、きっと
私の話をちょっとマジメに聞いてくれませんかね?
私の話を聞いてくれないといい加減に怒りますよ
分かっているの?
全然分かってない
信じられない
アナタ達は
いい加減にして下さいよ
壊れちゃうんじゃないですか?
マジであり得なく壊れていく建物達みんな
直すの大変です
全くひどい人達ね
「ドールさん、ありがとうございました」
「これを聞いた人もそうでない人も決まりごとはきちんと守ろうぜぇ」
(………兄貴がそんなことを言う?)
「おっ、サンダーが何か言いた気な顔をしてるけど次〜♪」
「えっと、次はオルロワージュwith寵姫です」
「曲は“軽い男に天罰”でお送りするぜ〜!」
軽い男に天罰(原曲、Battle♯4)/BYオルロワージュ、零姫、白薔薇姫、金獅子姫
金「私との関係は遊びだったの?」
白「さよなら」
金「さよなら」
零「みんなはアナタから離れていくのよ。みんなはアナタのことが嫌いになったわ。自業自得ね」
オ「それは確かにそうだけど……。でも、君がそばにいるから生きていけるよ。私の傍には君がいるから」
零「調子良いこと言うわ。みんなにそういう言葉言ってるんでしょ?信じられるわけない、アナタの言葉」
「いやー、なんか昼ドラ並にドロドロした歌だったな〜」
「兄貴、今は夜だよ」
「んじゃあ、夜ドラ?」
「………」
「サンダー、おもしろいからって黙るなよ〜」
「………………」
「サンダーは調子が悪いみたいだから俺一人で司会進行していくぜぇ。最後はクーンとフェイオンで“メイレン戦”〜」
メイレン戦(原曲、Last Battle ーCoonー)/BYクーン(フェイオン)
あのメイレンが裏切るその瞬間
ボク達みんな立っていたよ
DSCをぶちかまして更に跳弾をメイレンに当てまくる
(効いてない、効いてない、効いてない)
だったら次は強力な剣技ってね
(無月散水!)
ようやく効いてきたよ
かなり大ダメージ
これでラストだよね?
(多分、多分、多分ね)
メイレンの顔が疲れているよ
(終わーり)
『イェー!イェー!!』
「なんか、メイレンがかわいそうに感じる歌だったな」
「でも、原曲と歌詞が一応合ってるね」
「じゃあ、次は俺のラストバトルの曲で歌おうか〜?」
「……きついと思うよ」
「まっ、冗談だからなぁ」
(本気かと思ったよ、兄貴………)
「さて、今日のみんなの歌は終わりだぜぇ。みんなの誠意ある歌を待ってるから応募してくれ〜」
「よろしくお願いしまーす」
「もちろん、俺に歌ってもらいたい歌をリクエストするのでもいいぜ〜」
「……それは気絶する人がいるからダメだと思うけど」
「大丈夫。あのブルーが普通に聞いてくれたんだからぁ」
(……それはきっと耳栓をしてたか、兄貴の歌じゃなくて演奏だけを聞いてたかのどっちかだよ)
「疑うなら試してみるか?」
「いや、兄貴の歌は充分聞いたことあるから。それより今はこれを終わらせないと」
「そうだったな〜。んじゃあ、そういうわけでまた来週〜」
「さようなら〜」
終わり