ハント、パーティイン! 「もう、怪我は大丈夫なのか?ハント………」 レイナスが心配そうにそう、尋ねた。 「おぅ、この通りだぜ」 ハントはそう言って、ポーズを決める。 それを見る限り、どうやら本当に怪我は大丈夫なようだ。 ラナが嬉しそうに笑ってハントに抱きついた。 「おじさま、良かったね」 「ラ、ラナちゃん………」 ハントは嬉しそうに、だが困ったような顔をしていた。 ハントの近くにヴァイスが立つ。 その顔はどこか嬉しそうであった。 「怪我が治ったそうですね、ハントさん」 「え、あぁ………」 ラナがようやく抱きつくのを止め、ハントが一息をつこうとした時、ヴァイスにそう言われた。 ―――ま、まさかっ!! ヴァイスが笑っているのを見て、ハントは何かを閃いた。 ―――ヴァイス、何だかかんだ言いながらも俺のことを心配して……… 「これでようやく証明できますね」 ―――……………… 「は?」 一瞬、何が何だか理解できなくなった。 ヴァイスの言っている言葉をうまく呑み込めなかった。 だが、とりあえずは自分の命が危機に瀕しているのだけは分かった。 なぜなら、ヴァイスの体から電流が流れていたからだ。 「お、おい………ヴァイス、早まるなっ!!」 「そうはいきません。……アウルの電撃と私の電撃、どちらが上か証明しなくては私の気が済みません」 ヴァイスの体にまとわりついている電流が激しさを増す。 「誰か、コイツを止めてくれーっ!!」 果たして、その後ハントが無事だったかは誰にも分からない………。 →あとがき えーと、ギャグを書こうとしたんですがね。どうでしょう? ちなみに、俺はヴァイスがかーなーり好きなのでアウルの電撃よりヴァイスの電撃の方が強いと信じてます。